新日鉄住金は山陽特殊製鋼が実施する第三者割当増資を引き受け、2019年3月をめどに同社を子会社化すると発表した。約672億円を投じて、1株あたり2800円で2401万2500株を引き受ける。これにより、議決権ベースで所有割合は現在の15.3%から51.5%に高まり、連結子会社となる。新日鉄住金は2018年3月に、グループの特殊鋼事業再編の一環として山陽特殊製鋼の子会社化について検討を始めることを明らかにしていた。山陽特殊製鋼の東証一部上場は維持する。

新日鉄住金は今年6月1日付でスウェーデンの特殊鋼大手オバコの買収を完了し、完全子会社化した。新日鉄住金は山陽特殊製鋼を子会社化した後、山陽特殊製鋼にオバコを譲渡する。山陽特殊製鋼は今回の第三者割当増資で調達した資金でオバコの全発行済み株式を新日鉄住金から取得し100%子会社化する。この結果、新日鉄住金(親)―山陽特殊製鋼(子)―オバコ(孫)の3社が垂直に統合する形となる。

第三者割当増資の払込予定日は2019年3月28日。新日鉄住金は同日付でオバコ株式を山陽特殊製鋼に譲渡する。