このほか、ロームでは四つのソリューション技術の一つである「センサソリューション」分野で、2009年に米国のMEMS(微小電気機械システム)や加速度センサーメーカーのKionix, Inc.を買収した。KionixのMEMS技術と、ロームの回路設計·製造·パッケージ技術の融合により、照度センサー、磁場センサー、温度センサー、紫外線センサー、X線センサー、赤外線センサー、加速度センサー、ジャイロセンサーなどの幅広い製品を供給する...
ライオンは日用品の有力メーカーとして、国内有数のブランド力を誇る。同社は2020年に向けた経営ビジョンで、国内事業の質的成長と海外事業の量的成長を基本戦略とする。こうした国内外での事業伸長に一役買っているのがM&Aへの取り組みだ。
住友電気工業<5802>は大阪市北浜に本社を置き、今年創業120年を迎える。自動車内部の情報や電力伝送を行う配線システムのワイヤーハーネスは世界シェア2位だ。世界40カ国以上で約390社、24万人を雇用する巨大グループのM&A戦略を見る。
インターネットのマーケティング支援企業であるオプトホールディングは、ネット広告業界ではサイバーエージェント、アイレップ、セプテーニと並ぶ主要4社に数えられる。同社はどのようなM&A(資本・業務提携)を活用し、成長軌道を描いてきたのだろうか。