【出光興産】創業家が反対する経営統合は、飛躍の起爆剤となりえるか

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出光興産の創業家は昭和シェル石油との経営統合にNo(ノー)を示す

 『海賊と呼ばれた男』の書籍や映画で話題になった出光興産<5019>。創業者は、主人公のモデルとされる出光佐三氏である。同社は創業以来、石油元売りとして戦前・戦後の時代の荒波を乗り越え、日本経済を牽引してきた。最近は昭和シェル石油との経営統合に出光興産の創業家が反対したことで、創業家の動向が注目を浴びている。

 出光興産というと石油元売りとしてのイメージが強いが、プラスチック樹脂等の機能材料の製造や石炭開発、アグリバイオ事業まで幅広い分野に手を広げている。その背景には、M&Aの活用を通じて事業の入れ替えを行ってきたことがある...

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