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【アシックス】総合スポーツ用品メーカーが強化するデジタル戦略

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※画像はイメージです

総合スポーツ用品メーカーが強化するデジタル戦略

 アシックス<7936>は、1949年9月、創業者の鬼塚喜八郎氏が鬼塚株式会社を兵庫県神戸市に設立したことに始まる。スポーツシューズ専門メーカーを目指し、バスケットボールシューズをはじめスポーツシューズの開発、生産、販売を開始した。今日、総合スポーツ用品メーカーとして成長した同社は、どのようなM&Aを進めてきたのか。

【会社概要】商号変更を機に総合スポーツ用品メーカーに邁進

 アシックスは1958年7月、生産子会社のオニツカ株式会社を形式上の存続会社として、これに販売子会社の東京鬼塚株式会社とともに合併した。その後、オニツカ株式会社は株式の額面金額を500円から50円に変更し、1963年6月に当時休業中の中央産業株式会社(1963年にオニツカ株式会社に商号変更)を存続会社として合併する。

 さらに、商号変更後のオニツカ株式会社は、1977年7月を合併期日として、商号をアシックスに変更し、スポーツウェア・用具メーカーのジィティオ及びスポーツウェアメーカーのジェレンクと合併し、総合スポーツ用品メーカーとなり、現在に至る。

【経営陣】現社長は総合商社出身で、マーケティング畑を歩む

 代表取締役会長兼社長CEOを務める尾山基氏は、1951年石川県の出身である。1974年、大阪市立大学商学部卒業後、日商岩井(のちの双日)に入社。同社にて、ナイキ・ジャパンの立ち上げに関わったあと、1982年アシックスに入社した。

 同社では、ウォーキング事業部マーケティング部長、マーケティング統括部長を経て、アシックスヨーロッパ社長、アシックス本社取締役、常務取締役、常務取締役海外担当兼経営企画室担当兼マーケティング統括部長を経て、2008年代表取締役に就任する。

 2011年、世界スポーツ用品工業連盟の第13代会長に就任。2014年から同連盟の副会長となる(現任)。同年、「オランダ王国オラニエ・ナッソー勲章 Officer章」を授与されている。

【株主構成】 国内外の金融機関が並ぶ

 アシックスの株主構成をみると、国内外の金融機関が並ぶ。同社は創業者である鬼塚喜八郎氏の存在が大きかったが、現在は大株主に「鬼塚」一族の名は現れていない。

表1:アシックスの株主構成

株主名 持株数(千株) 持株比率(%)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 9,779 5.2
株式会社三菱東京UFJ銀行 7,858 4.1
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 7,049 3.7
株式会社三井住友銀行 6,607 3.5
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 5,928 3.1
日本生命保険相互会社 5,679 3.0
株式会社みずほ銀行 5,568 2.9
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505325 3,505 1.8
株式会社みなと銀行 3,358 1.8
JP MORGAN CHASE BANK 385632 3,015 1.6

持株比率は、自己株式を除いて算出している

同社HPをもとにM&A Online編集部作成。2016年12月31日現在

【M&A戦略】業務効率化の組織再編と、周辺事業への展開

 アシックスが行ってきたM&Aは、以下の通りである。まず、全体としてアシックスの世界各地にある現地法人はそれぞれ独立した経営単位であり、取り扱う製品について各地域の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開している。

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