デサント・伊藤忠の対立、TOB開始で緊張高まる
スポーツウエア大手のデサントと筆頭株主の伊藤忠商事との経営対立が後戻りできない状況となっている。伊藤忠は1月31日、事前通告なしで、デサントに対してTOBを開始した。
伊藤忠商事<8001>によるTOB(株式公開買い付け)に対し、デサント<8114>が7日、「反対」を表明した。反対は九分九厘間違いないとみられていたが、今回の意見表明で敵対的TOBであることが正式に確定した。
反対を表明した以上、臨戦体制に向け、手をこまねいてはいられないはずだ。対抗策としてデサントの意向を受けた友好的な第三者、いわゆるホワイトナイト(白馬の騎士)が現れるのか。そうなれば、買付価格の引き上げ競争に突入する公算が大となる...
スポーツウエア大手のデサントと筆頭株主の伊藤忠商事との経営対立が後戻りできない状況となっている。伊藤忠は1月31日、事前通告なしで、デサントに対してTOBを開始した。