香港投資ファンドのロングリーチグループは、傘下のFCホールディングス(東京都千代田区)を通じて、パソコンの周辺機器を製造する富士通子会社の富士通コンポーネント(東証2部)を子会社化すると発表した。TOB(株式公開買い付け)などを実施して富士通コンポーネントの株式75%を取得し、子会社化する。富士通は残りの25%を保有し、社名と従業員の体制は維持する予定。

富士通コンポーネントの現在の株主構成は富士通が76.57%、少数株主分が23.43%。まずTOBで少数株主分の23.43%の取得を目指す。続いて2019年1月をめどに、富士通コンポーネントはロングリーチグループを割当先とする第三者割当増資と本減資(資本金・資本準備金の額を減らし、その他資本剰余金へ振り替え)を実施したうえで、親会社の富士通が所有する株式の半数(38.28%)を自己株取得する。普通株式からA種優先株式へ種類変更して最終的に富士通の所有割合を議決権ベースで25%とする。

TOBの買付価格は1株あたり935円で、TOB公表前日の終値に対して11.18%のプレミアムを加えた。買付代金は32億円。買付期間は2018年7月26日~9月6日。