ジャスダック上場のシステム開発会社ソレキア<9867>株を巡る争奪戦が一段とヒートアップしている。東証2部上場で押出機などを製造するフリージア・マクロス<6343>会長の佐々木ベジ氏は31日、ソレキア株に対する株式公開買付けTOB)の条件変更を提出し、買付価格を従来の3700円から4500円に引き上げた。29日にはホワイトナイトとしてTOBに参戦している富士通<6702>が買付価格を3500円から4000円に変更したばかりだった。両社ともいっこうに引き下がる構えをみせず、株価はさらに吊り上がる可能性も出てきた。

ソレキアは佐々木氏TOBに反対維持

 ソレキア株のTOBを巡るこれまでの経緯は以下の表にまとめている。(前回の記事はこちら)

ソレキア株を巡るTOBの経緯
日付      内容
2016年11月 フリージア・マクロスがソレキア株の5%超を保有する大株主に浮上
2017年2月3日 フリージア・マクロス会長の佐々木ベジ氏がソレキアに対するTOB実施を届出。買付価格は2800円
2月上旬 ソレキアが富士通に対して佐々木氏公開買付けに対する対応の検討を依頼
2月16日 ソレキアが取締役会で佐々木氏のTOBに対する意見表明の留保を決議。佐々木氏に質問書を提示
2月中旬 富士通、ソレキアを完全子会社化とする意向がある旨をソレキアに回答
2月23日 佐々木氏がソレキアからの質問に対する回答報告書を提出
3月10日 ソレキアが取締役会で佐々木氏のTOBに対する反対意見の表明を決議
3月16日 富士通、ソレキアに対するTOBを発表。買付価格は3500円。ソレキアも賛同の意見を表明
3月21日 佐々木氏、TOBの買付条件変更を届出。買付価格を3700円に引き上げ
3月29日 富士通、TOBの買付条件変更を届出。買付価格を4000円に引き上げ
ソレキアが取締役会で佐々木氏のTOBへの反対、富士通のTOBへの賛成維持を表明
3月31日 佐々木氏、TOBの買付条件変更を届出。買付価格を4500円に引き上げ

 3月16日に富士通がソレキア株を3500円でTOBを実施すると発表すると、21日、佐々木氏は買付価格を2800 円から3700 円に引き上げるとともに、買付期間の末日を4月7日から4月14 日に延長した。これに対して富士通は3月29日、買付価格を4000円に引き上げると発表。これに呼応してソレキアも富士通のTOBへの賛成、佐々木氏のTOBへの反対表明を取締役会で決議した。