トップ > 調べる・学ぶ > 業界・企業研究 > M&Aアーカイブス >【新生銀行】買い手に「食い物」にされた旧名門行の買収トラウマ

【新生銀行】買い手に「食い物」にされた旧名門行の買収トラウマ

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
新生銀行はSBIの敵対的TOBから逃れることができるか?(Photo By Reuters)

スクイーズアウトによる上場廃止で公的資金返済か

とはいえSBIが新生銀をTOBで買収したとしても、公的資金を完済できるかどうかは不透明だ。そもそも新生銀が四苦八苦してもホワイトナイトを探し出せないのは、同行の将来性が見いだせないから。SBIが提示したTOB価格の1株2000円が「高すぎるくらい」(北尾社長)なのは事実と言える。

確かにTOB発表前営業日の終値だった1440円を38.9%上回る2000円というTOB価格は安くない。とはいえ普通株に転換された公的資金を完済するのに必要な株価は7450円...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5