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【新生銀行】買い手に「食い物」にされた旧名門行の買収トラウマ

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新生銀行はSBIの敵対的TOBから逃れることができるか?(Photo By Reuters)

元同業のあおぞら銀との経営統合は破談

だが、すでに「時間切れ」で瑕疵担保条項による貸し倒れ引当金の取り崩し益は得られなくなった上に、新規上場益という「金鉱」は掘り尽くされていた。法人向けの事業は投資ファンド時代の貸し剥がしで顧客離れが進んで壊滅状態になった。

そのため、設立当初から他行の自動現金預払機(ATM)の利用無料化や振込手数料の無料化といった個人向けサービスに力を入れる。だが、2005年からは国内外の不動産関連の証券化商品に投資する投資銀行業務に力を入れるなど、経営方針が変わった...

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