この「お家騒動」で、経営の主導権を取り戻した綱川会長兼社長ら東芝プロパーや、車谷前社長と激しく対立してきたアクティビストの勝利と断ずるのは早計だ。東芝が今回のTOB提案を受け入れなくても、CVCがつけた5000円の買い付け価格は「独り歩き」するだろう。
実際に提示された「買い値」を知ったアクティビストは、もはや東芝の自己株買いによるわずかな株価の値上がりには満足しない...
旧東芝メモリのキオクシアホールディングスは新規上場するのか、それとも買収されるのか?見方は真っ二つに分かれている。東芝再生のために新規株式公開(IPO)を目指したキオクシアは「方向転換」するのか?