「1杯1万円」か「つけ麺アレンジ」か コラボ牛丼の実力は

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東京・神田の三田製麺所の店舗

起業家の堀江貴文氏らが設立し、和牛ビジネスを展開するWAGYUMAFIA(東京都港区)は、吉野家ホールディングス<9861>傘下の吉野家(東京都中央区)と協業し、1杯1万円のコラボ牛丼「吉野家×WAGYUMAFIA プレミアム牛丼」をWAGYUMAFIAの店舗で販売する。

つけ麺専門店「三田製麺所」を運営するエムピーキッチン(東京都渋谷区)は、居酒屋運営の養老乃瀧(東京都豊島区)と連携し、養老牛丼をつけ麺にアレンジした「養老牛つけ麺」の販売に乗り出した。

外食産業は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で厳しい経営を強いられており、多くの企業がテイクアウトやデリバリーを拡充するなどのコロナ対策を講じているが、コラボによる新規性や話題性の提供も試みの一つとして関心を集めそう。

「1杯1万円」か「つけ麺アレンジ」か。消費者の支持を得るのはどちらだろうか。

神戸牛を用いたプレミアム牛丼

「吉野家×WAGYUMAFIA プレミアム牛丼」は、最高級の神戸ビーフを100%使用し、玉ねぎは契約農家から仕入れた淡路島産を採用。タレは吉野家とWAGYUMAFIAでレシピを共同開発し、むしろ麹製法の熟成醤油などを使用した。

吉野家×WAGYUMAFIA プレミアム牛丼(ニュースリリースより)

今回のコラボはWAGYUMAFIAの設立5周年を記念したもので、2021年3月27日にイベントを開催し販売を始める。利用には予約が必要。

WAGYUMAFIAは2016年に会員制レストラン「WAGYUMAFIA」を東京・赤坂にオープンし、現在はグループで国内外11店舗を展開、今後はロンドン、ニューヨークなどの海外旗艦店のオープンも予定しているという。吉野家は1899年に東京・日本橋で創業、現在は国内1189店、海外953店を展開している。

和風風味の牛つけ麺

「養老牛つけ麺」は三田製麺所の定番のつけ麺に、養老牛丼のダシの効いた和風風味の牛肉を盛り付け、ノリ、ねぎ、紅生姜、温泉玉子を添えた。

養老牛つけ麺(ニュースリリースより)

すでに2021年3月12日に発売し、在庫が尽きるまで関東地方の一部店舗で販売する。養老乃瀧運営店舗でも三田製麺所とのコラボ商品「濃厚豚骨魚介つけ麺」を3月12日から4月11日まで期間限定で販売する。

三田製麺所は2008年に東京・三田で1号店をオープンし、現在は全国38店舗を展開している。養老乃瀧は1938年創業で、居酒屋「養老乃瀧」や「だんまや水産」「一軒め酒場」などを運営している。夜は居酒屋、昼は牛丼店として営業していた時期もあるという。

牛丼ではゼンショーホールディングス<7550>が運営する、すき家が公開中の映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」とのコラボキャンペーンを4月20日まで展開中。松屋フーズホールディングス<9887>も映画「すくってごらん」とのコラボキャンペーンを4月9日まで実施している。

文:M&A Online編集部

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