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【東宝】会社分割が「世界の三船」を生んだ−M&Aシネマ繁盛記

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M&Aでシネコン、再開発と事業を革新

戦前から高度成長期までは「娯楽の王様」として君臨した映画だったが、テレビの普及やレジャーの多様化により成長は頭打ちに。映画全盛期だった1960年に7457館あった国内映画館は、バブル崩壊直後の1993年には2割程度の1743館にまで激減した。

東宝はコスト削減と上映作品数を増やすため、シネマコンプレックス(シネコン)業態に参入。1984年に自社が所有する日本劇場(日劇)と、当時の朝日新聞東京本社、松竹<9601>の丸の内ピカデリーを再開発するため、3社共同出資の有楽町センタービル管理を設立...

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