ストライプインターナショナル(岡山市)は、衣料品の製造・販売を展開するSPA(企画から製造、小売までをカバーする製造小売り)形態のアパレル企業だ。2019年1月期売上高は1364億円と、国内カジュアルSPA業界では、非上場ながら「ユニクロ」や「GU(ジーユー)」を展開するファーストリテイリング<9983>、「LOWRYS FARM(ローリーズファーム)」や「GLOBAL WORK(グローバルワーク)」などを展開するアダストリア<2685>に次ぐ第3位のポジションにある。

主な国内カジュアルSPA

順位社名主要ブランド連結売上高(億円)
1 ファーストリテイリング ユニクロ、GU 21,300
2 アダストリア LOWRYS FARM、GLOBAL WORK 2,226
3 ストライプインターナショナル earth music & ecology、koé 1,364
4 パルグループホールディングス CIAOPANIC、COLLAGE・GALLARDAGALANTE 1,304
5 良品計画(衣服・雑貨部門) 無印良品 1,123
6
バロックジャパンリミテッド MOUSSY、y/m 710

成長余地が少ない国内アパレル市場

とはいえ、成長余地が少ない国内アパレル市場は厳しい。ストライプも2018年11月に予定していた東京証券取引所(東証)への株式上場を延期している。同社は上場に向けて積極的なM&Aを展開してきた。併せてITプラットフォームを構築し、オムニチャネル(店舗とネットの販売連携)を強化した「次世代型テックアパレル」という新しいビジネスモデルを目指している。

ところがその目玉としてソフトバンクとの合弁で2018年2月に設立したインターネット通販モール「ストライプデパートメント」の立ち上げが不安定だったことや、グローバル展開の柱となる中国事業が赤字であることなどから上場延期を決めたという。

同社では上場実現に向けて、海外事業では中国以外のアジア市場の開拓、国内事業では主力ブランドである「earth music & ecology(アースミュージック&エコロジー)」の納期短縮によるサプライチェーンの迅速化で収益改善を図るなどの手を打っている。