小林製薬<4967>による「新たなる成長」に向けた大型M&Aの模索が始まる。
小林製薬は2020年1月から始まる22年12月期を最終年度とする3カ年の次期中期経営計画に「新成長事業の育成」と「大型M&Aの実行」を盛り込んでいる。現行中計(17年12月期-19年12月期)に設定した「実力ある成長」の数値目標の達成が確実視されることから、次のステージの目標が現実味を帯びてきた。
もちろん残り半年となった3カ年計画の仕上げも手を抜けない。3年間で300億円の投資枠を設けたM&Aの状況はどうだったのか。探ってみると...
バンドー化学が12年ぶりに企業買収に乗り出した。ベルトメーカーとして110年以上の歴史を持つ同社だが、グループ外企業の経営権を握るケースは数少ない。