富士フイルムホールディングス(HD)<4901>はヘルスケア分野でほぼ1年ぶりとなる大型M&Aを繰り出した。29日、石油元売り首位のJXTG<5020>傘下で細胞培養に必要な培地を手がける米国企業など2社を約850億円で買収することを発表した。昨年4月に武田薬品工業<4502>傘下の和光純薬工業(2018年4月1日付で富士フイルム和光純薬に社名変更)を約1500億円で子会社化し、すでに培地事業に参入。今回の米社買収は、バイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO)事業や再生医療分野の研究開発を国内外で加速させる狙いがある...