日本電産によるオムロンオートモーティブエレクトロニクス(OAE、愛知県小牧市)の買収は国内企業同士として1年ぶりの1000億円級の大型M&Aとなった。伊藤忠商事が昨年4月、ユニー・ファミリーマートホールディングス(9月1日にファミリーマートに社名変更予定)の子会社化を目的としたTOB(株式公開買い付け)を発表して以来。
OAEは1983年にオムロン車載電装事業部として発足し、2010年に分社化した...
6月のM&Aは47件で前年同月を15件上回った。6月は上場企業の株主総会の集中月であることから例年、M&Aを手控える傾向があり、年間を通じて最も件数が少ないが、過去10年間では2012年、2011年に次ぐ3番目の高水準だった。
2019年第1四半期(1~3月期)のM&Aは前年同期比49件増の221件で、18年7~9月期から3四半期連続で200件を超えた。200件超えが3四半期続くのは過去10年で初めて。また、第1四半期としては09年の255件以来の高水準となった。
東証「適時開示」ベースで、2018年12月の買収件数は63件。日立製作所がスイスの重電大手ABBの送配電事業を7140億円で取得するのを筆頭に、日本企業による海外M&Aは12件。再建中のパイオニアは香港投資ファンドの傘下入りが本決まりに。