東京証券取引所の「適時開示」ベースで、2018年9月の買収件数は57件だった。今年最多だった前月(72件)を15件下回ったものの、5月(64件)に次ぐ3番目の高水準で推移した。海外企業を対象とする買収は11件あり、ルネサスエレクトロニクスによる米半導体インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)の買収金額7330億円は今年に入って2番目の規模となった。一方、売却は経営再建中のパイオニアによる案件をはじめ今年最多の18件に上った...
東証の「適時開示」ベースで、2018年の企業別の買収件数ランキング(9月14日時点)を集計したところ、マッチサイト運営のシェアリングテクノロジーの9件が最多だった。2位はソフィアホールディングスの5件で、いずれも買収先は調剤薬局だった。
M&A Onlineが7月1日に公開したM&Aデータベース検索によると、2018年上期(1-6月)に買収された企業の地域別の所在地で、海外企業が東京都に次ぐ2位だった。日本企業の積極的な海外M&Aの状況がデータの面からも明らかになった。
東証の「適時開示」ベースで、2月の買収案件(グループ内再編は除く)は53件となり、前月より8件増えた。IN-OUT型M&Aが9件あり、コシダカホールディングスは女性向けフィットネスの米カーブスを約185億円で傘下に収める。