東京証券取引所の「適時開示」ベースで2018年1~9月の買収件数は466件だった。海外企業を対象とする買収は89件と、全体の5分の1を占め、クロスボーダー(国際間)M&Aが事業のグローバル化のうえで有力な選択肢になっていることがうかがえる。
また、買収金額100億円超の案件は38件あり、このうち第3四半期(7~9月)だけで16件に上った。最大案件は武田薬品工業によるアイルランド製薬大手シャイアーの買収(6兆8000億円、5月公表)で揺るがないが、第3四半期には今年の2位と4位にランクされる巨額案件があり、上位の順位が入れ替わった...
太陽光売電事業者の買収ニーズが活発化している。固定価格買取制度初期の高い価格で売電する権利を持つ事業者は、今から売電事業を開始するよりもはるかに高い額で余剰電力を売ることができるからだ。