日本M&A 過去最高の39兆円|IN-OUT案件 初の20兆円突破|日本企業による海外買収世界2位

日本M&A案件 概要

2018年1-12月期の日本関連M&A公表案件は、前年比162.6%増加の39.3兆円と、1980年の集計開始以来最高額となった。1000億円超の案件は57件、総額30.9兆円が公表され、前年から288%の増加となった。全体の案件数は3818件に上り、過去最高件数となった。

ターゲット側の業種別でみると、ヘルスケアが9.5兆円で、全体の24.3%を占めて首位となった。続く通信は7.2兆円を記録し18.3%を占めた。

マーケット別でみると、最も活発だったのはIN-OUT案件で、前年比178.4%増しとなり、初めて20兆円を突破した。案件数は814件に上り金額、案件数ともに過去1位の規模となった。これには今期首位となった武田薬品工業による8.4兆円のシャイアー買収案件が寄与しており、同案件はグローバルでみてもトップ案件で、グローバルのヘルスケアセクターでは歴代3位の規模となった。

日本は海外企業の買収国としては前年の6位から順位を上げ世界2位となった。一方、前年2位の中国は5位だった。

国内案件は、前年比153.62%増の8.9兆円となり2007年以降で最高額、案件数は2707件に達し集計開始以来最高件数となった。

2018年の国内最大案件は、昭和シェル石油と出光興産の合併案件(6956億円)。OUT-IN案件は前年比78.4%減少の6699億円となり、2013年に次ぐ低水準となった。完了案件は前年比11%増の16.6兆円。推定手数料合計金額は2738億円で、前年比では2.2%の減少だった。