2019年第1四半期に公表された国内株式を対象とするTOBは15件でした。直前四半期の公表件数は1つの対象会社に対する2段階TOBをまとめて1件とカウントして実質13件、前年同期の公表件数は8件でしたので、TOB市場は前年同期比ではやや活性化し、直前四半期からは横ばいで、一定の活況を維持した状況にあります。
15件のうち、2件が親子上場会社における上場子会社の非上場化を目的として実施したものでした。また、上場子会社を他社に売却するものが1件ありました...
2019年第1四半期 (1-3月)のTOB件数は、公表ベースで15件と前年同期の8件より大幅増となった。当四半期の総プレミアム平均値は31.45%となっている。ポジティブプレミアム平均は35.40%。50%を超えるプレミアムのTOBは2件。
新進気鋭のアナリスト巽震二が送るTOBマーケットレビュー 。今回はソレキア<9867>に注目。「初動でこの銘柄に取り組んだ投資家にとってどのような戦略が考えられるか」、「今からこの銘柄に新たに取り組む場合に妙味のある戦略はあるか」の2つのテーマについて考えたいと思います。
2015年第3四半期TOBプレミアム分析レポート