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プレステ、乗用車、電子タバコ…本格的な「値上げの秋」が始まる

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円安で儲けているのに便乗値上げの懸念も

オリエンタルランド<4661>はテーマパークの「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」内のレストランメニューのうち、20種類・80品目で50円から100円の値上げに踏み切る。食材の価格高騰や円安が原因だという。

愛煙家にも厳しい値上げが待っている。日本たばこ産業(JT) <2914> は10月1日から、加熱式(電子)たばこ41銘柄について価格を20~30円ほど引き上げると財務省に申請した。「メビウス・メンソール」など14銘柄を570円から600円に、「メビウス・プレミアムゴールド・フローズン」など24銘柄を580円から600円に、それぞれ値上げする。こちらは原材料費などの高騰ではなく、同日から始まるたばこ税増税に合わせた措置だ。

この4件の値上げは、奇しくも25日に発表された。お互い示し合わせたわけではないだろうが、これまでの「デフレ経済」下の経験から値上げに極めて慎重だった企業が「みんなで渡れば怖くない」とばかりに方向転換したのは気になる。

円安に伴う原材料や燃料の値上げを吸収しなければならない国内企業の事情は理解できるが、一方で輸出や海外販売比率が高い企業では円安メリットも享受しているはず。「よそもやってるのだから、ウチも」という便乗値上げには消費者が厳しい目を向けるべきだろう。

文:M&A Online編集部

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