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モバイル閲覧、97%がアップルかグーグルのブラウザ 英競争当局

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REUTERS

英競争当局、アップルとグーグルのモバイルブラウザ支配を調査へ

[10日 ロイター] - 英競争当局の競争・市場庁(CMA)は、米国のアップルとグーグルによるモバイルブラウザの市場支配を調査すると表明した。アップルについてはアプリストアを通じたクラウドゲームへの制限も調査するという。

また、アルファベット傘下のグーグルに対しては、アプリストアの支払い慣行を巡って強制措置を取るとも表明した。

CMAはモバイル機器の基本ソフト(OS)、アプリストア、ブラウザー(閲覧ソフト)を両社が完全に押さえ、モバイルのエコシステムを「実質的に支配」していると指摘した。

CMAのチーフエグゼクティブ、アンドレア・コシェリ氏は、両社は強力な支配力で競合他社を締め出し、英ハイテク業界を阻害、選択肢を制限していると批判した。

英国では昨年、モバイル機器によるウェブサイトの閲覧は97%がアップルかグーグルのブラウザが使われていたという。

アップルの広報担当者は「(CMAの報告書は)当社の技術革新やプライバシー、ユーザーパフォーマンスへの投資を過小評価している」と反論。これにより小規模開発会社は信頼できるプラットフォーム上で競争できると主張した。

グーグルは「アンドロイドOS」を組み込んだスマートフォンが最も多くの選択肢を消費者・企業に提供しているとし、同社のアプリストアを通じて無数のアプリが提供されていると訴えた。

CMAは懸念事項をさらに調査し、アップルとグーグルに商慣行の変更を求める法的拘束力のある命令を出す可能性があるとした。

CMAは調査方針について、7月22日にまで一般から意見を募る。

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