ユニマットライフは、取締役会長の高橋洋二氏らが完全子会社化を目的にMBO(経営陣による買収)を実施すると発表した。高橋氏が代表を務めるユニマットホールディングの新設子会社のユニマットレインボー(東京都港区)が株式公開買い付け(TOB)を実施する。ユニマットライフはTOBに賛同を表明しており、TOB成立後に上場廃止となる見通し。
ユニマットライフはオフィス向けコーヒー販売事業と環境美化用品のレンタル・販売事業を主力としているが、景気の低迷などで業績が悪化していた。経営立て直しのため新たな商品開発や海外展開、設備投資などを進めるには株式を非公開化することが最善と判断した。TOB成立後、ユニマットレインボーがユニマットライフを吸収合併する。
TOBの買付価格は1株あたり1350円。取締役会決議日前日の2010年3月18日の対象株式の終値938円に対して43.92%のプレミアムを加えた。TOBの買付予定数は1653万8060株(下限は1155万3034株)で、買付額は最大約223億円。公開買付期間は3月23日から5月11日まで。決済の開始日は5月19日。