クスリのアオキは翌2021年、地場食品スーパーのサン・フラワー・マリヤマ(石川県輪島市)、一二三屋(福島県いわき市)の子会社化、スーパーマルモ(茨城県土浦市)からの事業取得を立て続けに決めた。いずれも生鮮食品の販売には長けている。なかでも茨城県ではクスリのアオキの店舗は50店舗を数える。
生鮮食品は鮮度保持と廃棄ロスの管理が最大のポイント。従来は外部業者にテナントとして出店してもらうコンセッショナリー方式で生鮮を取り扱ってきた...
平和が2011年にゴルフ場運営会社のPGMホールディングス(現パシフィックゴルフマネージメント)を子会社化したあと、12件(16ゴルフ場)のゴルフ場の取得を発表した。今後もこのペースは維持できるのだろうか。
JSRは最先端の半導体製造に用いるEUV(極端紫外線)用フォトレジスト(感光材)メーカーの米国インプリア完全子会社化する。4カ年の中期経営計画に沿った決断だ。4年後はどのような姿になっているのだろうか。
デイサービス(通所介護)、有料老人ホームの運営などの介護事業を手がける揚工舎<6576>がコツコツとM&Aを積み上げている。個々の案件規模はさほど大きくないものの、その数は16件に達する。同社は東京プロマーケットの上場銘柄(44社)で唯一の介護事業者でもある。
祖業を切り離して生き残り-中堅造船のサノヤスHDは2021年2月に100%子会社のサノヤス造船の全株式を新来島どっくに譲渡し、造船事業から撤退する。それを可能にしたのが、1990年代から進めてきたM&Aだ。脱造船後の「海図」はいかに?