「マウスコンピューター」で知られるMCJがMBOに乗り出した。その狙いの一つが、既存事業とのシナジー創出を重視するM&Aだ。同社はこれまでもM&Aで事業を拡大してきた。そこで同社のM&Aの流れと、何がMBOにつながったのかを振り返ってみた。
クラレは今年、創業100年の節目を迎える。繊維メーカーから構造転換を果たし、今日では繊維で培った高分子・合成技術をベースに、世界的な競争力を持つ化学メーカーとして地歩を築く。次の100年を見据えつつ、足元におけるM&Aの取り組みを点検する。
牛丼御三家の一角を占める松屋フーズホールディングス。売上高は1500億円を超える外食大手だが、意外にもM&Aの経験は皆無に近い。そんな同社が2025年末、ついに本格的な買収を繰り出した。ターゲットはラーメン業態で、91億円を投じた。
YKKがパナソニックホールディングス傘下で住宅設備を手がけるパナソニックハウジングソリューションズ(大阪府門真市)を買収する。建材・住宅設備でトップに立つLIXIL追撃への号砲となるのか。
丸全昭和運輸は総合物流大手の一角を占める。陸・海・空の一貫複合輸送をグローバルに展開する。6年後に控える創業100周年の節目を見据え、M&Aのギアも上げる構えだ。
ニコンはM&A戦略を見直し、成長ドライバーの拡充から、意思決定プロセスの透明化やリスク管理などのガバナンス(健全な企業経営を実現するための仕組みや管理体制)強化に軸足を移した。
コメ卸大手のヤマタネが今年に入ってM&Aを量産中だ。その数は4件。同社は昨年、「100年企業」の仲間入りを果たし、創業2世紀への新たな一歩を踏み出したところ。積極果敢なM&Aで、次の100年をどう切り開こうとしているのか。
不動産中堅のMIRARTHホールディングは、宿泊特化型ホテル開発に拍車をかける。進出エリアの選定や、オペレーション力の強化、人員確保などと並んで、M&Aも活用することで実現を目指す。
メガネ業界に再編機運がにわかに高まってきた。引き金を引いたのは「Zoff」を展開するインターメスティック。同業大手の一角、「メガネスーパー」の買収に打って出た。
能美防災は総合防災機器のトップメーカーの地位を築き、業歴は100年を超える。自動火災報知機や消火設備を国産化したパイオニアでもある。その長い歴史を持つ同社だが、実は、M&Aへの本格的な取り組みを始動させたのはここ数年のことだ。