オリンパス<7733>というとカメラや内視鏡というイメージに加えて、2011年の粉飾決算事件の印象が強い。一部幹部による財テクの失敗に端を発した事件で、粉飾の際にM&Aを利用したことで話題にもなった。なぜ、かつては売上高1兆円の超優良企業であったオリンパスが、どういった経緯で不正に手を染め、M&Aを利用した粉飾をおこなったのか...
ニプロは人工透析関連を主力とする医療機器メーカーですが、かつてはスーパーマーケットなどの小売事業も営んでいました。2006年に当時の売り上げの約半分を占めていた小売事業を譲渡し、医療分野に経営資源を集中。海外での積極的なM&Aに打って出ます。
マツモトキヨシのM&Aは、出店競争・価額競争・異業種からの参入と、激化する業界の鎮静化・課題解決を図るため、地場の大手企業と手を組むことからはじまった。ドラッグストア業界でM&Aが加速する流れの中、業界のトップを走り続ける原動力となっている、M&A戦略の変化を見てみる。
Medicine(医療)、Media(メディア)、Metamorphosis(変容)の頭文字であり、医療業界にメディアを通じて変革をもたらすことを使命としているエムスリー。M&Aを活用した戦略的な事業展開の結果、会社設立からわずか16年で売上高600億円を達成した。M&A効果を業績推移や事業セグメント別売上高推移などから見てみる。
日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」やファッションコーディネートアプリ「WEAR」を運営するスタートトゥデイ。M&Aによって、既存のサービスを増強しつつ、アパレル二次流通事業、EC支援事業へと業態を広げ、増収増益を続けている。そのM&A戦略を見てみる。