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【クリエイト・レストランツ・ホールディングス】「時間を買う」M&Aの積極活用で成長。次なる戦略は?

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※2013年に買収されたSFPダイニングの「磯丸水産」

 クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は1999年に設立された。立地に合わせて業態開発をするマルチブランド・マルチロケーション戦略を掲げ、100以上の業態の多種多様なレストランを展開している。2016年2月末時点での連結売上高は1032億円、店舗数は779店舗である。

 97年に現代表取締役会長である後藤仁史氏が設立したヨコスカブルーイングカンパニーがクリエイト・レストランツ・ホールディングスの前身である。99年に現代表取締役社長である岡本晴彦氏を三菱商事から迎え、クリエイト・レストランツに社名を変更した。05年9月にマザーズに、13年10月には東証一部に上場し現在に至る。

筆頭株主の推移

 マザーズ上場直後、06年2月期の時点では三菱商事が43.86%の議決権を有しており、クリエイト・レストランツ・ホールディングスは三菱商事の関連会社であった。仕入や事業は独立して行っているとするが、役員も三菱商事から4名招聘(しょうへい)していた。12年9月にクリエイト・レストランツ・ホールディングスが三菱商事の所有する全株式約629万株を取得するまでこの関係は続く。クリエイト・レストランツ・ホールディングスは取得と同月中にこのうち150万株のみを残して自己株消却を行い、二番目の大株主であった後藤国際商業研究所(後藤会長の資産管理会社)が54.4%所有となり筆頭株主に躍り出た。

 なお、この時まで三菱商事と後藤国際商業研究所、岡本晴彦社長の三者を合わせた持株比率は80%を超えていた。当該資本政策は東証一部への上場を視野に入れ、浮動株比率を上げることを目的としていた。

 クリエイト・レストランツ・ホールディングスは多種多様な店舗展開により、突出した一つのブランドを持たない。ブランドへのロイヤルティーで個人投資家の関心を買い難い代わりに、投資的魅力で評価を得る作戦だ。筆頭株主の三菱商事がエグジットし、その持株の大半を消却したことにより、12年2月期には1株あたり25円だった配当も13年2月期には48円となっている。

 その後翌13年7月に、クリエイト・レストランつ・ホールディングスは前述の150万株を売りに出す。同時に後藤国際商業研究所、岡本晴彦社長の持株の一部を売り出しているが、これによって後藤国際商業研究所の持株比率が50%を下回り、親会社ではなく関連会社となった。

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