キヤノン<7751>は、光学機器、OA機器の製造からソフトウェアの開発まで、多角的に経営を行う企業だが、そのツールの1つとして、M&Aを活用している点が特徴的だ。
現在は「グローバル優良企業グループ構想 フェーズⅤ」と銘打った5カ年計画(2016-20年)を策定し、①原価率の低減、②新規事業の拡大と創出など5つの戦略を掲げている。また、20年の業績目標として、売上高5兆円以上、原価率45%以下、株主資本比率70%以上などを掲げている。
同社は、フェーズⅡ-Ⅳまでの計画実行の1つの手段として、M&Aを活用してきた...
ワタミを抜き業界第5位のコロワイド。外食市場規模縮小でもM&Aによって売上高を伸ばしてきたコロワイドのこれまでの戦略を振り返る。
臨床検査受託からドラッグストア、調剤薬局へ。M&Aで経営危機を乗り切り、大企業の資金と信用を味方につけてピンチをチャンスに変えた、アインファーマシーズの事業戦略とは?
武田薬品工業(武田製薬)のM&Aは、最近10年で、買収資金が判明する案件だけでも約2兆円をM&Aにつぎ込んでいる。その先に見えているものは何なのだろうか?