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【NKSJホールディングス】海外へ、介護へ。積極的M&Aが目指す先は?

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※画像はイメージです

損害保険ジャパンと日本興亜損害保険が株式移転により設立した、NKSJホールディングス。新興国でのリテール保険と並んで、先進国でのスペシャルティ(特殊保険)分野での収益確保を経営計画として掲げ、商圏を買うM&Aとノウハウを買うM&Aを積極的に行っている。近年、国内で投資を重ねている介護事業への動きも見てみる。

 NKSJホールディングス<8630>は2010年4月に損害保険ジャパンと日本興亜損害保険が株式移転により設立した。当時の社名は損保ジャパン日本興亜ホールディングスであったが、14年、損害保険ジャパンと日本興亜ホールディングスが合併し、損害保険ジャパン日本興亜株式会社となった際に社名変更。16年10月にはSOMPOホールディングスに改称を予定する。

 16年3月期の連結売上高は3兆2561億円。損害保険業界3位の企業集団である。

 NKSJホールディングス(当時は損保ジャパン日本興亜ホールディングス)が設立された10年4月、ほとんど時を同じくして三井住友海上グループホールディングス、あいおい損害保険、ニッセイ同和損保の3社が経営統合し、現在国内1位となるMS&ADインシュアランスグループホールディングスが発足した。

 損害保険業界においては、首位のMS&ADインシュアランスグループホールディングス、次点の東京海上ホールディングス、そしてNKSJホールディングスのいわゆる3大メガ損保で、国内における損保市場の収入保険料の9割以上を占めるとされる。NKSJホールディングスとMS&ADインシュアランスグループホールディングスの発足により、国内での業界再編はひと段落。加えて、各社が大きく依存する自動車保険は若者の車離れや高齢者による損害率の増加など、国内市場は決して順風満帆とは言い難い。

 NKSJホールディングスは、設立直後から必然的に海外に目を向けることになる。中期経営計画として海外保険事業を収益の柱と位置付けて、10年~12年度の3年間で2000億円規模の投資を行うことを想定した。

■NKSJホールディングスが行った主なM&A

年月 内容
2010.5 損害保険ジャパンを通じてシンガポールの保険会社テネット(元受保険料29億円)の株式100%を約64億円で買収
2010.6 損害保険ジャパンを通じて、トルコの保険会社フィバシゴルタ(元受保険料174億円)の株式93.36%を281億円で買収。6.64%についても株主からの申し出がある場合には追加取得を予定
2011.6 損害保険ジャパン傘下のSJAHを通じて、マレーシアの損害保険関連会社Berjaya Sompo Insuarance(元受保険料119億円)の株式を30%から70%まで133億円で追加取得
2012.9 損害保険ジャパンを通して公開買付により、介護サービスを展開するシダー(売上高25億円)の株式34%を11億9000万円で買収
2013.6 損害保険ジャパン傘下の南米安田社を通じて、ブラジルの保険会社Maritima Seguros S.A.(元受保険料625億円)の株式を50%から87%まで85億円で追加取得
2013.12 損害保険ジャパンを通じて、特殊保険に定評のある英国のキャノピアス(元受保険料1155億円)の株式100%を992億円で買収
2014.8 損害保険ジャパンを通じて、損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ・生命保険(売上高38億円)の全株式90%を54億円で譲渡
2015.10 介護サービス事業者のワタミの介護(売上高354億円)の株式100%を210億円で買収。後にSOMPOケアネクストに社名変更
2015.12 公開買い付けにより、介護サービス事業者のメッセージ(売上高789億円)の株式31.29%を174億6000万円で買収
2016.3 公開買い付けにより、介護サービス事業者のメッセージ(売上高789億円)の株式を34.79%から91.13%まで395億円で追加取得

 年表は上記の通りであるが、まずは本業の保険関連のみをまとめて見ていきたい。

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