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【第一三共】国内第3位の製薬会社のM&A苦難の道のり

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※画像はイメージです

 2005年に三共と第一製薬が経営統合し誕生した第一三共<4568>は、売上規模約1兆円、現在国内第3位の製薬会社だ。15年3月期で第10期を迎えた第一三共のこれまでのM&Aは、08年のRanbaxy Laboratories Limited(以下「ランバクシー」という)の買収に始まり、15年のランバクシーの売却に終わる苦難の道のりであったと言ってよい。細かく見ていこう。

■第一三共が行った主なM&A

年月 内容
2005.9 株式移転により三共と第一製薬が経営統合。持株会社「第一三共」が誕生
2006.3 アステラス製薬の100%子会社であるゼファーマ(売上高224億円)を355億円で買収(100%)
2006.4 アサヒビールが実施する和光堂(ベビーフード製造販売。売上高240億円)株式の公開買付けへの応募。60.14%を282億円で売却
2006.10 第一製薬の子会社である第一ラジオアイソトープ研究所(放射性医薬品、および放射性標識化合物の研究、開発、製造、販売、輸出入。売上高172億円)の全株式を富士フイルムに譲渡
2006.10 第一化学薬品(臨床検査薬、研究用試薬、化学薬品、薬物動態研究。売上高228億円)の全株式を積水化学に譲渡
2007.4 持株会社の第一三共が、三共と第一製薬を吸収合併。経営統合の最終段階へ
2007.5 埼玉第一製薬(経皮吸収製剤、液剤及び軟膏剤を中心とした医療用及びOTC医薬品の研究・開発・製造・輸出入事業 売上高73億円)の全株式をニプロに譲渡
2007.6 第一ファインケミカル(医薬品、動物用医薬品、体外診断薬、化成品中間体の製造(輸入)及び販売。売上高156億円)の全株式を協和発酵に譲渡
2008.2 日本乳化剤(界面活性剤、並びに化成品の製造・販売。売上高237億円、100%所有)、及び中日合成化学股份(界面活性剤等各種工業用化成品の製造・販売。売上高62億円、52.03%所有)の全株式を日本触媒に譲渡
2008.4 子会社である三共化成工業株式会社及び三共有機合成株式会社、第一三共ケミカルファーマ株式会社は、第一三共ケミカルファーマ株式会社を存続会社として合併
2008.5 U3 Pharma AG 社(ドイツ)の全株式を268億円で取得。がん及び抗体事業の強化を図る
2008.10 ランバクシー・ラボラトリーズ(インド、後発薬製造販売。売上高742億ルピー、1ルピー2.5円換算で1856億円)の過半数を取得するため、公開買付、創業家一族からの取得、第三者割当増資新株予約権の引き受けを実施。買収価額の総額は4884億円、58.1%を所有
2010.1 米国子会社であるルイトポルド社(米国)ファルマフォース(米国、ジェネリック注射剤の開発・販売)の全株式を2100万ドル(1ドル92円換算で19億円)取得
2010.4 当社の子会社である第一三共プロファーマ株式会社の静岡工場をシミック(医療用医薬品等の研究開発・製造・営業支援)に譲渡
2010.8 インドの法令・ルールにのっとり、ランバクシーの関係会社であるZenotech株式の20%の公開買付けを実施。価額は7億8200万ルピー(1ルピー2.5円換算で15億6000万円)
2011.3 がん事業強化の一環として、Plexxikon社(米国)の全株式を805百万ドル(1ドル82円換算で660億円)で取得
2014.11 公開買付及びその後の合併によりAmbit社(売上高2380万ドル。1ドル115円換算で27億円)の全株式取得による企業買収を行う。買収価額は3億1500万ドル(1ドル115円換算で362億円)
2015.3 ランバクシーとサン・ファーマシューティカル・インダストリーズ(インド、以下サン・ファーマ)の合併によるランバクシーの譲渡。合併に伴いサン・ファーマ株式の約9%の割当
2015.4 サン・ファーマ株式を3784億円で売却

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