ニプロ<8086>がM&Aをテコに医療関連事業を拡大している。医療機器、医薬品、医療用硝子材料など幅広い製品を持ち、医療現場のニーズに密着した製品を開発する。成長分野である人工透析関連機器では海外メーカーを買収し世界トップシェアを狙う。国内のバイオベンチャーにも出資、将来に向けた種まきに余念がない。ニプロの成長をけん引するM&A戦略を解剖する。
ニプロは医療機器・医薬品・医療用硝子材料と、幅広い分野の医療関連製品を取り扱う会社である...
マンツーマンのトレーニングジム「RIZAP」(ライザップ)を運営するRIZAPグループ。もともとは健康食品の通信販売会社でしたが、「結果にコミットする」というCMで一躍有名になり、RIZAP事業が急成長。稼いだ資金でM&Aも積極化しています。
「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」などを手掛けるベネッセホールディングス。教育市場の競争激化や個人情報流出事件の影響などにより、通信教育講座の国内会員数が減少する中、予備校や個別指導塾、そして介護・保育、海外事業などへのM&Aを積極的に行っている。M&Aによる多角化の動きを見てみる。
立地に合わせて業態開発をする戦略を掲げ、100以上の業態の多種多様なレストランを展開するクリエイト・レストランツ・ホールディングス。確立されたブランドを買収する、「時間を買う」M&Aによって、一度は落ち込んだ売り上げを回復、急成長させている。そのM&A戦略を分析する。
世の中に分散された情報とユーザーをつなぐライフメディアプラットフォーム事業を主に展開する、じげん。時価総額1兆円企業を目指し、主力事業の領域展開の拡大、サービス展開地域の拡張、ビジネスモデルの多角化を行う戦略に、M&Aを活用している。2014年3月から行った主なM&Aを見てみる。