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【綜合警備保障】警備を軸にファシリティマネジメントと介護事業を強化するALSOKの今後は

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※画像はイメージです

 綜合警備保障<2331>は社名のとおり、総合警備会社である。テレビCMもよく目にするが、そこでは「ALSOK」(アルソック)というコーポレートブランドを連呼しているので、ALSOKと言った方が名が通っているかもしれない。ちなみに2003年に制定された新コーポレートブランドALSOKは「ALways Security OK」の略である。

 そのALSOKは連結売上高3818億円、経常利益306億円、従業員3万人以上を擁する巨大企業である。

 中期経営計画では18年3月期に売上高5000億円、経常利益400億円に引き上げ、さらにその先には売上高1兆円を目指すとしている。目標達成のためには内部成長だけに頼るのではなく、M&Aも駆使することだろう。

 最初のM&Aは関係会社の完全子会社化である。もともと同社は地域進出をする際にパートナー企業と合弁会社を設立して参入することが多かった。合弁は両社の関係がうまくいっている間はよいのだが、いったん関係が悪化すると収拾がつかなくなってしまうリスクもはらんでいる。特に折半出資で50:50となると利害が対立してデッドロック状態になることもあり得る。東証1部に上場する前の段階でこれら18社を完全子会社として、コントロールしやすい環境をつくったと言える。

■業績推移

 売上高はリーマンショックから東日本大震災発生までの09年3月期から11年3月期にかけて伸び悩んでいたが、それを除けば一貫して伸びている。特に11年3月期以降は伸びが加速、これはこの時期に日本ファシリオ(売上高170億円)、日産クリエイティブサービスのセキュリティー事業(推定売上高100億円)、日本ビルメンテナンス(売上高96億円)と年商100億円規模の企業を立て続けに買収したことが大きい。さらに16年4月には介護事業のウィズネット(売上高176億円)を買収しているため、17年3月期の売上高は4000億円を射程圏内に入れている。18年3月期の売上高5000億円はさらに数件のM&Aがあれば達成できそうだ。

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