ホンダと日産自動車の経営統合がとん挫した。実現すれば、世界第3位の自動車グループが誕生する見通しだったが、協議開始から1カ月半あまりで振り出しに戻った。今回の破談劇はスケールの点で別格とはいえ、実は、買収や経営統合で基本合意しながら、最終的に条件が折り合わず、M&Aを中止するケースは決して少なくない(一覧表参照)。
ホンダと日産は2月13日、経営統合の協議を打ち切ったと正式に発表した...
双日がオーストラリアでエネルギー関連企業の買収を加速させている。2025年1月31日と前日の1月30日に相次いで企業買収を発表した。同社はなぜオーストラリアでエネルギー事業に力を入れるのだろうか。
ゴルフ場の買収で企業規模を拡大してきたアコーディア・ゴルフが、パシフィックゴルフマネージメント(PGM)を運営する平和のグループ企業となって最初のM&Aはゴルフ場の買収ではなく売却となった。
ニデックは、事前の協議や打診を行わずに買収の意向を表明している牧野フライス製作所に関し、同社から同意が得られない場合でも予定通り買収を進める方針を示した。事前協議のない買収手法は非常に透明であるとして、今後もこの手法を採用する。
2025年は折しも「昭和100年」、「戦後80年」。この節目の年、社名変更に踏み切る上場企業は現時点で30社を数える。売上高が1兆円を超えるようなビッグネームは見当たらず、企業規模はやや小粒だが、顔ぶれは多彩だ。