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「グルメンピック」前社長初公判 「私は無実」と主張

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画像はイメージです

公開日付:2017.09.28

 日本最大級の食フェスを謳った「グルメンピック2017」。500名を超す出店希望者から出店料を騙し取った容疑で逮捕された大東物産(株)(TSR企業コード:300183526、東京都中野区)の前社長大須健弘被告の初公判が9月27日、東京地裁で開かれた。
 東京商工リサーチは昨年秋から大東物産を追跡取材し、幹部の逮捕直前には独占インタビューした。インタビューでは、どの幹部も疑惑を否定し、中井社長(当時)は「100万円で社長を引き受けた」と驚きの告白をしていた。

グルメンピック出店概要書

 大東物産(株)が企画した「グルメンピック2017」は、今年2月、東京と大阪での開催を謳っていた。全国の飲食店経営者などから出店料約1億3,000万円を集めたが、開催直前の1月に突然延期を発表。そして2月20日、東京地裁に破産を申請した。資産は現金1,712万円しか残っていなかった。
 出店予定者達で結成した「被害者の会」は、大須前社長ら幹部5人を警視庁へ詐欺の疑いで告訴。6月5日、中井冬樹被告(社長)、大須健弘被告(前社長)、田邉智晃被告、矢野千城被告、髙木信治被告の5名が逮捕され、7月14日に起訴された。
 「グルメンピック」事件で初の公判となった大須被告の第一審は、9月27日に東京地裁722号法廷で午後1時30分から開かれた。 大須被告以外の4名は公判前整理手続(初公判までに争点を絞る手続き)に付され、関係者への取材ではいずれも容疑を否認しているという。

大須被告「私は無実です」

 大須被告は黒のタートルネック、下はグレイのスエットパンツの身軽な格好で法廷に立った。少し緊張の面持ちで、裁判官から名前や住所などを尋ねられると小さな声で、時に口を尖らせながら答えた。
 検察側は、「大須被告ら幹部5人が共謀し、グルメンピック2017を開催すると装い、飲食店に誤信させ出店料をだまし取ろうとした」と起訴状を朗読。容疑に鋭く切り込んだ。
 裁判官から事実と異なることがあるか問われた大須被告は、罪状認否を書面で読み上げた。「ご迷惑をお掛けした出店者には本当に申し訳ない。社会復帰後には弁済したい気持ちを持っている」と謝罪したうえで、「イベントの準備を進めていたのは事実。イベントを開催しないで出店料をだまし取ろうとしたことも、幹部らと相談したこともない」と起訴内容の一部を否認し、最後に「私は無実です」とひと際大きな声で述べた。
 大須被告の弁護人は、「あくまでイベントの開催を信じ準備を進めていた」とし、「金銭をだまし取ろうとはしていない」と無罪を主張した。

TSR

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