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5Gが始まる2020年に4G「iPhoneSE2」は買いか?

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途上国市場を意識して投入した初代「SE」だが、日本でも人気を集めた。

5G展開が遅れる地方在住者は「買い」

先ず、SE2が「買い」なのは地方在住者だ。国内キャリア(通信事業者)の5Gネットワークは大都市圏から始まり、地方へ拡散していく。全国を10kmメッシュで区切った「5G基盤展開率」の5年後の目標は、NTTドコモ<9437>が97%、au(KDDI<9433>)が93.2%、ソフトバンク<9434>が64%、楽天<4755>が56.1%。先ずは東京・名古屋・大阪の3大都市圏、次いで政令指定都市、県庁所在地の順で整備される。

それ以外の地域の住民は5G対応端末を購入しても、日常では4G回線で通信することになる。ならば価格の安いSE2が「買い」だ。地元で5G展開が進んだ数年後に、5G対応のiPhoneに買い替えればよいだろう。その頃には5Gに対応した「iPhoneSE3」が格安で登場しているかもしれない。

VRやARを積極的に利用しないなら「買い」

5G最大の売り物は「仮想現実(VR)」「拡張現実(AR)」「複合現実(MR)」といった「xR」サービス。こうしたサービスを使わないのであれば、4Gで十分だ。そもそも5GにおけるxRの規格標準化は、現在も進行中。統一規格での本格的なサービスが始まるのは「5G+」が普及する2025年以降になりそう。

まるでその場にいるような臨場感豊かなxRを体験できるのはそれからなので、とりあえずSE2を購入し、次かその次の買い替えで5G対応iPhoneを選ぶのもいいだろう。現時点の「もどき」のxRを少しでも高画質で楽しみたいマニア以外は「買い」だ。

少しでも良い画質でVRやARを楽しみたいのなら、2020年秋に発売される5G対応の「iPhone12 」待ち

カメラにこだわらないなら「買い」

SE2を選ぶか選ばないかの最も優位性の高い選択基準は通信規格ではなく、カメラになるだろう。11では背面のメーンカメラに「広角」と「超広角」レンズが、「iPhone11 Pro」ではその二つに「望遠」レンズが加わる。デジタルカメラを持たず、iPhoneでのみ写真を撮影するのであれば、価格が高くても11か11 Proを選ぶべきだろう。

一方、写真はデジタルカメラで撮影して、iPhoneで撮るのはメモ代わりの画像というのであれば、シングルカメラのSE2で十分だ。iPhoneのカメラ機能やアプリは評価が高く、コンパクトデジタルカメラに匹敵する。本格的な写真を撮影するのでなければ、SE2のカメラでも不満はないだろう。

写真や動画の伝送は5Gの方が圧倒的に速いが、大量のデータ容量を消費するため料金面で問題がある。自宅の無線LANで写真や動画を伝送するのなら、SE2は次世代iPhoneと比較しても遜色ない。カメラにこだわらないのなら、SE2は「買い」だ。

iPhone13待ちなら「買い」

5G対応でビッグモデルチェンジとなる12シリーズだが、実は2021年秋に投入される13シリーズはLightningコネクタを廃止した完全ワイヤレス端末になるなど、さらに大きな刷新が予定されている。2016年に特許申請した「折りたたみ式iPhone」の登場も考えられる。

そうでなくても5G商用サービスが開始直後のタイミングで発売される12に、多数の不具合が出るのは避けられないだろう。ならば5G対応の品質が落ち着く13シリーズまで買い替えを待つという選択肢も悪くない。

とはいえ13の発売に備えて高価な11シリーズを購入するのは、ためらわれる。8と同じ価格で2年後でもストレスなく使える11と同等の処理能力を持つSE2は、13シリーズまでのつなぎ端末と考えれば十分に「買い」といえる。

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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