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介護事業を譲受した「大和ハウス」の狙いは?

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写真はイメージです

大和ハウス工業<1925>傘下の大和リビングケア(東京都江東区)は、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などを運営するライフコンプリート(佐賀市)とライフコンプリート東京(東京都立川市)の両社から会社分割で介護事業を譲り受けた。 

大和ハウスグループでは首都圏を中心にサービス付き高齢者向け住宅ディーフェスタを14施設運営しており、今回の事業承継で新たに首都圏や九州の8施設が加わる。 

これによって、事業展開エリアの拡張をはじめ有料老人ホームやグループホームなどの新事業への参入が実現しており、今後さらなる事業拡充を目的にした新たなM&Aなども見込めそうだ。 

さらなるM&Aの可能性も

 大和ハウスグループが手がけているディーフェスタは賃貸住宅の自由さと、介護サービスを備えたもので、有料老人ホームなどの高額な一時金は必要なく、介護スタッフによる安否確認や生活相談サービスなどが24時間365日受けられる。 

首都圏10カ所、関西3カ所、中部1カ所で事業展開しており、これに新たに首都圏4カ所、九州4カ所が加わり、施設数は合計22カ所となる。このうちこれまでは手がけていなかった有料老人ホーム3施設やグループホーム1施設などが新たな事業としてスタートした。 

大和ハウス工業は老朽化した病院の建替えや移転、高齢者住宅、複合介護施設などへの改善提案などを通じて医療・介護事業の強化に取り組んでおり、2020年3月期から2022年3月期までの中期経営計画の中でも医療・介護事業を一つの事業分野として明示している。 

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の運営と、これら施設の建設には相乗効果が見込めるだけに、今後介護施設運営分野でのさらなるM&Aも可能性は低くはなさそうだ。

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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