イー・ガーディアン<6050>のグループ会社EGセキュアソリューションズ(東京都港区)は、M&Aの対象企業のサイバーセキュリティーのリスクを調査する「サイバー・デューデリジェンスサービス」を始めた。 

検査対象を絞ったサンプリングによる簡易的な評価と改善案を提示する簡易デューデリジェンスと、網羅的な検査と監査、改善案を提示するフル・デューデリジェンスの2タイプがある。期間は簡易型で約2週間から1カ月ほどで、フルは検査対象によって異なるという。 

法務や税務、労務などのデューデリジェンスは一般的だが、サイバーセキュリティーデューデリジェンスについてはあまり普及しておらず、今後需要が拡大しそうだ。 

事業撤退事案も発生 

同社によると近年、システムなどIT面で統合するケースや、ウェブサービス事業を譲渡するケースが増加しているものの、ITやウェブは文書の検証や監査での評価が難しく、買収したウェブサイトからの情報漏洩などにより、投資効果を得ることなく事業から撤退せざるを得ない事案が発生しているという。 

EGセキュアソリューションズは、ウェブアプリケーション脆弱性診断をはじめ、セキュリティーコンサルティング、エンジニア向けのセキュリティー研修などの事業を展開しており、こうした経験やノウハウを生かして中小企業向けにM&Aの際のサイバーセキュリティーデューデリジェンスを提供することにした。価格は簡易型で50万円以上、フルで300万円以上を見込む。 

イー・ガーディアンは1998年設立で、ネットパトロール、カスタマーサポート、脆弱性診断などネットセキュリティーに関わるサービスを提供している。2019年9月期の売上高は前年度比10.7%増の65億3500万円、営業利益は同12.4%増の11億6700万円と増収増益だった。

文:M&A Online編集部