「ウエルシア」「ツルハ」「コスモス」など、コロナ禍の中 業績を伸ばしたのはどこのドラッグストア?

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
東京都内の店舗

マツモトキヨシは減収減益

一方、ツルハホールディングスの2021年5月期は9.3%の増収、営業利益、経常利益ともに1ケタ台の増益となったものの、法人税、住民税、事業税などの税負担が増加し当期利益は5.8%の減益となった。

店舗については、138店舗の新規出店と75店舗の閉店を実施したほか、2020年5月にドラッグイレブンなど207店舗がグループに加わり、トータルの店舗数は直営店で2420店舗となった。

マツモトキヨシホールディングスの2021年3月期は5.7%の減収、2ケタの減益となった。当期利益の落ち込み幅が最も大きく、17.6%の減益となった。

業種、業態を越えた競合企業の新規出店や、M&Aによる規模拡大、異業種との競争などが、振るわなかった理由で、店舗数は出店71店舗、閉店24店舗で、トータルの店舗数は1764店舗(海外店舗は含まず)にとどまった。

同社では国内ドラッグストアの競争に勝ち残ることを目的に、ココカラファインと経営統合し、2021年10月にマツキヨココカラ&カンパニーとして再スタートする。

【主要ドラッグストアの業績】単位:億円、HDはホールディングス

社名

ウエルシアHD ツルハHD コスモス薬品 サンドラッグ スギHD マツモトキヨシHD
決算 2021年2月期 2021年5月期 2021年5月期 2021年3月期 2021年2月期 2021年3月期
売上高 9496.52 9193.03 7264.24 6343.1 6025.1 5569.07
営業利益 429.74 483.77 331.47 373.45 337.01 315.33
経常利益 458 476.88 358.35 382.28 353.33 340.91
当期利益 279.99 262.83 271.56 253.29 211.2 215.68

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

M&Aをもっと身近に。

これが、M&A(企業の合併・買収)とM&Aにまつわる身近な情報をM&Aの専門家だけでなく、広く一般の方々にも提供するメディア、M&A Onlineのメッセージです。私たちに大切なことは、M&Aに対する正しい知識と判断基準を持つことだと考えています。M&A Onlineは、広くM&Aの情報を収集・発信しながら、日本の産業がM&Aによって力強さを増していく姿を、読者の皆様と一緒にしっかりと見届けていきたいと考えています。


NEXT STORY

5年ぶりの件数減 2020年の調剤薬局・ドラッグストア業界のM&A

5年ぶりの件数減 2020年の調剤薬局・ドラッグストア業界のM&A

2020-12-23

2020年(2020年12月21日時点)の調剤薬局・ドラッグストア業界におけるM&Aは、2015年以来5年ぶりの減少となった。新型コロナウイルス感染症の拡大は多くのドラッグストアには増収増益をもたらす「追い風」となっており、買い手はあれど売り手が少ない状況と言えそうだ。

関連のM&A速報