ラーメン店主らが「湯切り」いらずの麺を開発、家庭で人気店の味を再現

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左から「彩色ラーメン きんせい」「支那そばや」「ドゥエ イタリアン」の店主や創業者ら(ニュースリリースより)

中華料理店の大阪王将などを展開するイートアンドホールディングス<2882>は、人気店19店舗が協力して開発した湯切りをしなくても美味しく食べることのできる麺を用いた冷凍ラーメンのネット販売を始めた。

店舗と同じ麺を冷凍して販売しても、家庭では麺を茹でた際に湯切りができず、スープが薄まったり、麺の食感が変化するという問題があったため、通販に最適なラーメンを実店舗で作り、ネットで販売することにした。

6月25日までに19店舗がEC(電子商取引)サイト「ラーメンJourney(ジャーニー)」に出店。6月25日から7月1日までは東京・池袋に、19店舗のラーメンの購入や店内での飲食が可能なショールームを開設する。

長期間の緊急事態宣言に伴って、自宅で楽しめる冷凍ラーメンに注目が集まっているが、店の味を忠実に再現できないため、味にこだわるファンや、本来の職人の味を楽しんでもらいたい店主らに不本意な思いがあったという。人気店が協力して開発した麺は、これら双方の思いをどこまで解消することができるだろうか。

閉店店舗の出店も可能

出店するのは「支那そばや 本店」「ドゥエ イタリアン」「本枯中華そば 魚雷」「町田汁場しおらーめん 進化本店」「中華そば 丸め」「吉祥寺 武蔵家」「麺処 井の庄本店」「ギンカーオ」「博多ラーメン 長浜や」「麺匠 藩次郎」「彩色ラーメン きんせい」「中村商店 高槻本店」「太陽のトマト麺 錦糸町本店」「京都鶏ガラとんこつ よってこや」「スパイスらぁ麺 喰JACK」「門仲製麺所」「魚介とんこつ肉そば 四代目ねかし」「新潟進化系ラーメン 俺たち越後や」「恵比寿 大龍軒(餃子・焼売)」の19店舗。

これら店舗の店主らが、これまで培ってきた知識や技術を出し合い、スープとともに麺を湯煎するだけで、本来店主らが味わってほしい味と食感を、簡単に誰でも再現できるようにした。

イートアンドホールディングスではバーチャル(仮想)なラーメン店ではなく、実際に店舗を構え実績のあるラーメン店に絞って出店を促す計画で、7月中に「旨辛麺かつくに」が出店する予定。

また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で経営難に陥っているラーメン店に対しては支援を行う計画で、コロナ禍で閉店を余儀なくされた店舗の出店の可能性もある。

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