外食産業で大型の資金調達が相次ぐ中、調達企業の業績に明暗が現れており、資金の使途にも違いが見えてきた。
牛丼チェーン店すき家などを展開するゼンショーホールディングス<7550>、ファミリーレストランのガストなどを展開するすかいらーくホールディングス<3197>、ファミリーレストランのロイヤルホストなどを展開するロイヤルホールディングス<8179>、居酒屋の和民などを展開するワタミ<7522>の4社は大型の資金調達を実施し、合計の調達額は1000億円を超える...
電通グループは6月29日、電通本社ビルを少なくとも2680億円で売却する予定と発表した。11年間のリースバック契約を締結し、帳簿価格約1790億円の差額約890億円を譲渡益として2021年12月期連結決算に計上する見込み。売却後も本社の使用は継続する予定。
新型コロナウイルスの感染対策ビジネスに、異業種からの参入が目立ってきた。コシダカによるウイルス不活化機器と、キユーピーによるウイルス不活化剤がそれ。新規感染者数は増加傾向を示しており、異業種からの参入は今後も続くかも。
株式市場から「退出」する企業が増えている。今年上期(1~6月)の東京証券取引所の上場廃止は40社を数え、前年を2割ほど上回る。経営統合、経営陣による買収、業績悪化、親子上場の解消など理由はさまざまだが、その顔ぶれは有名どころが少なくない。
目薬最大手のロート製薬が痔の治療薬「ボラギノール」を製造する天藤製薬の株式67.19%を取得して子会社化すると発表した。買収金額は非公開だが、90億円程度とみられる。目薬メーカーが目をつけた天藤製薬の歴史は200年を超える。そのルーツは?