すし屋、居酒屋が「社員食堂」に、ヨシックスが「びずめし」に参画

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東京・神田の「や台ずし」

寿司居酒屋「や台ずし」や、全品280円の低価格居酒屋「ニパチ」など7業種を展開するヨシックス<3221>は、傘下のヨシックスフーズ(名古屋市)を通じてGigi(福岡市)が運営する、飲食店を社員食堂として利用できるサービス「びずめし」に参画する。

ヨシックスフーズは利用者が実際に暮らす生活圏の駅前に多く出店しており、テレワークなどによって働き方が多様化する中、新しい形の社食として「びずめし」が成長できると判断した。今後、全国の327店舗(2021年3月末時点)全てを随時、社員食堂として利用できるようにしていく。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で大打撃を受けた居酒屋では、業態転換を進めるなど生き残りに向けた模索が続いており、業績回復の一つの手段として“社食ビジネス”にも関心が集まりそうだ。

地域経済の応援も

びずめしは、オフィスエリアだけでなく、社員の居住エリアでも、地域の飲食店を社食として利用することができるサービスで、本社や営業所、外回りの多い部署、在宅など多様化する勤務形態に応じて、公平な福利厚生を実現することができる。

また飲食店に足を運ぶことで、新型コロナウイルスで影響を受けた地域経済を応援でき、地域コミュニティーの一員として企業・社員が地域に貢献できる取り組みにつながるという。

ヨシックスフーズでは「すしや海鮮丼、仕事にメドがついていればお酒も楽しみながら、当社店舗を社食としてご活用いただければ」としている。

ヨシックスの2021年3月期の売上高は96億9700万円(前年度比48.2%減)、営業赤字は21億9500万円(前年度は20億3600万円の黒字)、経常赤字は12億9800万円(同23億5300万円の黒字)、当期赤字は12億6900万円(同12億5600万円の黒字)となった。

2022年3月期は新型コロナウイルスの影響を合理的に算定できないとして業績予想を未定としている。社食ビジネスが同社の業績にどこまで貢献できるだろうか。

【ヨシックスの業績推移】単位:億円

「ありがとう」「頑張って」を形に

「びずめし」を運営するGigiは、アプリを通じて食事をごちそうするサービス「ごちめし」と、食事代を先払いするサービス「さきめし」を展開している。

「ごちめし」は、誰かにごちそうをするという形で、ありがとうや、頑張って、応援しているなどの気持ちを届けることができる。「さきめし」は、応援したい店舗に食事代を先払いすることで、また食べに行くからね、頑張って乗り越えようねという想いを込めることができる。

ニュースリリースより

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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