仮想通貨を支える技術の一つであるブロックチェーンについても、グループ会社のSBIクリプトインベストメント(表2参照)がブロックチェーン技術を活用したeコマース事業を展開している台湾のOwlTingに出資した。出資比率は20%。
OwlTingはホテル予約、情報管理、食品追跡などの幅広い分野でブロックチェーン技術を用いたサービスを展開しており、ホテル予約ではすでに400以上の施設への導入実績がある。導入企業では情報の確実性保証やコスト削減などが可能になる...
パーク24の快進撃が続いている。24時間無人営業の「タイムズ駐車場」は全国で1万7000件を超える。カーシェアリングでは会員数が100万人を突破し独走状態に。昨年は初の海外M&Aを行い、駐車場のグローバルプレーヤーとして一歩を踏み出した。
レストランやスーパーなどの商空間の設計や施行などを手がけるラックランドのM&A戦略が2巡目に入った。1巡目は商空間を構成する5分野でM&Aを活用した体制作りを実施。2巡目はこれら分野をエリアごとに拡充するためのM&Aを実施する。
食品用トレー最大手のエフピコが事業拡大を急ピッチで進めている。2017年から再生PET樹脂の生産力を増強、2018年5月には共同出資で新たなグラビア印刷工場を稼働した。積極投資で業界トップの地位は不動。この「快進撃」の原動力がM&Aだ。
文化シヤッターは建設関連需要で盛り上がる「東京五輪」後を見据えて、海外市場開拓を本格化している。海外売上比率は1%に満たず、大きく出遅れている。その同社が3月、50億円超を投じて初の海外M&Aを実施し、豪州の有力建材メーカーを子会社化した。