パーク24<4666>の快進撃が続いている。「タイムズ」のブランドで展開する24時間無人営業の駐車場は1万7000件を超え、国内最大の駐車場ネットワークを築く。市場が急伸するカーシェアリングでは会員数が100万人を突破し、独走状態に入っている。昨年はアジア・オセアニア、英国で同社初の海外M&Aを実行し、駐車場のグローバルプレーヤーとして大きな一歩を踏み出した。連結売上高は3000億円が目前に迫っている。

24時間無人営業「タイムズ駐車場」は1991年に登場

本社がある有楽町イトシア

パーク24が「タイムズ」第1号を東京都台東区内に開設したのは1991年。開閉式のフラップ(ロック板)と料金徴収装置を備え、24時間無人営業のいわゆるコインパーキングの登場だ。土地オーナーから遊休地などを賃借し、駐車場として運用するもので、数台分のスペースがあれば、契約できる。24時間無人営業駐車場のパイオニアとしてニッチな市場を切り開いてきた。

タイムズ駐車場は1万7297件・57万4799台(4月末、管理受託と月極を含めると1万8684件・71万1791台)を数え、全都道府県をカバーする。都内を歩けば、オフィス街、住宅街を問わず「タイムズ」の黄色看板を必ず目にする。近年は、ちょっとした遊休地の利用だけでなく、大型駐車場にもアプローチを強めている。4月にオープンした高松空港駐車場(1000台強)では管理受託に成功した。

2009年にはマツダレンタカー(現タイムズモビリティネットワークス)を子会社化して、タイムズ駐車場のネットワークを活用し、レンタカーサービス「タイムズカーレンタル」とカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」をスタートさせた。レンタカーは407店舗・2万9604台、カーシェアは1万668ステーション・2万1591台(いずれも4月末)を運営している。

新たな収益源と位置づけるカーシェア。平日の利用をどう増やすかが課題となっていたが、「法人会員が増え、稼働率も順調に推移している」(西川光一社長)と手ごたえを感じている様子だ。

海外進出、韓国・台湾の次は…

海外では2006年、韓国、台湾に進出し「タイムズ」ブランドで駐車場事業に乗り出した。韓国では現地企業と合弁で展開。一方、台湾では100%子会社を設立して現在約360件・1万5500台のタイムズ駐車場を運営する。韓国、台湾のいずれも今では、タイムズ駐車場が現地最大手のポジションにあるという。

そして満を持して2017年に実行したのが2件の海外M&Aだ。合計で約420億円を投じた。

業績(単位億円)18/10期予想17/10期
売上高 2900 2329
・駐車場事業 国内 1571 1483
・モビリティ―事業 682 610
  (うちカーシェア) 280231
・駐車場事業 海外 644 236
営業利益 225 205
当期利益140134