トラックメーカーの再編が表面化した。日野自動車と三菱ふそうトラック・バス(川崎市)が経営統合することで基本合意した。2024年12月末までの統合完了を目指す。脱炭素や、電動化、自動運転など「CASE」と呼ばれる先端領域での技術開発で協業し、世界市場での競争力を高める。
統合持ち株会社の傘下に日野と三菱ふそうを置き、持ち株会社が株式上場する予定。この統合持ち株会社には両社の親会社のトヨタ自動車とドイツのダイムラートラックが同じ割合で出資する...
2023年4月のM&A件数(適時開示ベース)は前年同月比3件増の73件となり、国内、海外案件とも堅調だった。イオンは首都圏を地盤とする食品スーパーのいなげやを11月に子会社化することで合意した。
取引金額が1000億円を超える大型M&Aは今年、いつ飛び出すのか? 2023年も第1四半期(1~3月)の最終盤を迎えたが、いまだに1000億円を上回るM&Aはゼロ。第1四半期としてこのままゼロに終われば、リーマンショック(2008年)後の過去15年間で初めてとなる。
M&Aの分野でも「東京」は別格の存在だ。東京都は大阪府を5倍近く引き離し、独走している。3位愛知県、4位神奈川県、5位福岡県も不動だった。2022年のトップ10では下位の顔ぶれが入れ替わった。前年圏外の埼玉県が7位に返り咲き、静岡県が2年連続でランクイン(10位)する一方、千葉県が圏外となった。