日立メディコは、アロカに対し完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。日立メディコは現在アロカ株12.35%を保有している。アロカの大株主の日清紡ホールディングス(所有割合18.06%)、日本無線(同7.05%)、新日本無線(同6.35%)はTOBに応募する意向を示している。アロカはTOBに賛同しており、TOB成立後に上場廃止となる見通し。

アロカは1960年に世界初の診断用超音波装置を開発するなど、診断用超音波装置や医用分析装置の分野で研究開発から製造、販売まで一貫して手がける医療機器メーカー。日立メディコは日立製作所グループのヘルスケア分野を担っており、診断用超音波装置やMRイメージング装置、診断用X線装置などの研究開発、設計、製造・販売事業を展開する。 医療機器業界では、海外の競合各社がM&Aなど業容を急速に拡大しており、企業間競争は厳しさを増している。両社は研究開発や製造・販売などで一体となって事業規模を拡大し、世界有数の総合医療機器メーカーを目指す。

TOBの買付価格は1株当たり1075円。TOB公表前営業日の対象株式の終値491円に対して118.9%のプレミアムを加えた。買付予定数は2385万5900株で、買付予定額は最大256億4500万円。

買付期間は2010年11月9日から12月27日まで。決済の開始日は2011年1月5日。