日本と台湾の間のM&Aがこのところ活発化だ。今年に入って4件(適時開示ベース)を数え、年明けから2カ月で前年の年間件数に並んだ。しかも金額も大型化が目立つ。日台M&Aでは過去、台湾の鴻海精密工業によるシャープ買収(2016年)が3888億円と最も大きかったが、今年はこれに続く2位、3位の大型案件が登場した。
M&A Onlineが上場企業の適時開示情報をもとに調べたところ、今年1~2月の海外M&A件数は31件(日本が買い手16件、外国が買い手15件)...
リユース事業のオークネットは、今後3年間で買収金額が30億円規模のM&Aを2件実施する計画を策定した。ブランド品やデジタル機器、中古車などを手がける既存事業とのシナジーが見込める企業やその周辺領域の企業をターゲットにする。
LINEヤフーがEC事業で新たな一手を打ち出した。越境ECビジネスに強みを持つBEENOSをTOBで完全子会社化、急速な成長を遂げる同市場で一気に存在感を高める算段だ。買収のシナジーはどこにあるのか。
吉野家ホールディングスは公式通販ショップで、子会社のSPEEDIAが生産するオーストリッチ(ダチョウ)から抽出した美容成分を含むスキンケア商品の販売を始めた。
ディスカウントストアのトライアルホールディングスが、M&Aを活発化させている。2023年に食品スーパー運営の佐藤長から一部事業を譲り受けたのをはじめ、2024年には東急不動産からゴルフ場2社を買収した。この先もM&Aは続きそうだ。