テレビ、半導体、パソコン、携帯電話…現在では輸入品が当たり前となっているエレクトロニクス製品も、かつては国産製品が高い競争力を誇っていた。中でもNEC(日本電気)<6701>は国内パソコンのデファクトスタンダード(事実上の標準)を押さえていた。だが、現在の同社は「パソコンメーカー」ではない。官公庁向けITシステムや通信ソフト、防衛・安全保障、海底ケーブル、生体認証など、国家インフラを支えるデジタル企業へと変貌している。その変化を支えたのがM&Aだった。
NECは1899年、日本初の外資系合弁企業として設立された...