ただ、産業を取り巻く外部環境は刻々と変わる。原発を本業とするメーカーといえども投資ファンドと同様、状況に応じて積極果敢にM&Aする柔軟性を持つべきだ。さもなければ赤字を垂れ流す事業を切り離せなかったり、反対に将来のリスクを恐れて目の前の大きなビジネスチャンスを取り逃がしたりする危険性が高まる。
リスクは避けられない。しかし、リスク(不確実性)をクライシス(現実の危機)にしない方法はある。それは情報収集と意思決定のスピードだ...
SNS大手のLINEが運営する格安スマホ「LINEモバイル」がソフトバンクの傘下に入ることになった。「LINE使い放題で月額500円」の超低料金をセールスポイントに参入したもののシェアを伸ばせず、事実上の「身売り」に。LINEモバイル失敗の理由とソフトバンクの狙いを探る。
中小アプリケーションソフト(アプリ)に衝撃が走っている。米アップルがiPhoneやiPadなどのiOSで動くアプリを独占的に供給するApp Storeで、2018年1月以降はテンプレートなどを利用して作成されたアプリを排除すると通告したのだ。
10月5日、投資ファンドのベインキャピタルは東芝メモリの買収に関して都内で会見した。ベインキャピタルの代表は、2018年3月末までに東芝メモリを総額2兆円で買収し、3年後をめどに東京証券取引所にIPO(新規株式公開)を目指す方針を明らかにした。