今日7月21日に次世代たばこ「glo(グロー)」の都内初となる公式ストア「gloストア青山」が東京・表参道にオープンする。
gloはブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)による加熱式たばこ。昨年12月に仙台市限定で先行販売されていたが、今月3日に販売エリアを東京都、大阪府、宮城県全域へと拡大。加えて14日には、秋田、岩手、山形、福島、埼玉、千葉、神奈川、山梨、京都、兵庫、奈良、和歌山に住む消費者向けにオンラインストアもオープンした。gloの東京参入をもって、いよいよ加熱式たばこの本格的な戦いが始まった。縮小傾向にある国内たばこ市場で新たな成長が見込める分野だけに、各社の競争はますますヒートアップしていきそうだ。

都内に加熱式たばこ三役揃い踏み

加熱式たばこで優位に立つ「IQOS」
加熱式たばこで優位に立つ「IQOS」。Photo by Vaping360

加熱式たばこといえば、フィリップモリス(PM)の「IQOS(アイコス)」が日本市場を先行している感は否めないだろう。2016年4月から全国販売され、今年3月時点で既に300万台を突破し、国内たばこ市場の3.5%のシェアがあるとされている。旗艦店も3月にオープンした銀座店で8店舗目だ。
もちろん、国内たばこ市場シェアトップの日本たばこ産業(JT)も黙ってはいない。「Ploom TECH(プルーム・テック)」で追随する。

6月29日には銀座と新宿三丁目に専門店「Ploom Shop」をオープンし、都心部での販売をスタート。今年2月に行われた2016年12月期通期決算説明会では、2019年までと計画していた数百億円規模の設備投資を1年前倒しで完了する見通しであり、2018年上半期には全国展開を見据えていると発表した。

2016年3月の福岡でのテスト販売時にあまりの人気に生産が追い付かず、発売から1週間ほどで出荷停止となったのは苦い記憶であったのだろう。生産体制を万全に整えて全国デビューをすべく、準備に抜かりはない。

加熱式たばこは、従来の紙巻きたばことは異なり、本体は定価4,000円~9,980円の電子機器である分、ユーザーが使い慣れていくほど乗り換えの可能性は低くなる。紙巻きたばこからシフトする際に消費者がどれを最初に選ぶか、初期段階に選ばれることは各社にとって重要課題の一つだ。