2023年7月のM&A件数(適時開示ベース)は前年を17件上回る74件だった。前年比プラスは5カ月連続で、国内、海外案件ともに堅調に推移した。1~7月累計は575件と前年を60件、率にして12%上回る活況を呈している。
一方、7月の取引金額(公表分を集計)は1566億円。5、6月は2カ月連続で1兆円を超えたが、大型案件が乏しく、1月(1346億円)に次ぐ今年2番目の低水準だった...
M&A Online編集部がM&Aデータベースで、2023年上期(1-6月)の上場企業による子会社・事業の売却案件(適時開示ベース)を集計したところ、件数は139件で、2022年上期の127件から12件増加したことが分かった。
2023年4月のM&A件数(適時開示ベース)は前年同月比3件増の73件となり、国内、海外案件とも堅調だった。イオンは首都圏を地盤とする食品スーパーのいなげやを11月に子会社化することで合意した。
取引金額が1000億円を超える大型M&Aは今年、いつ飛び出すのか? 2023年も第1四半期(1~3月)の最終盤を迎えたが、いまだに1000億円を上回るM&Aはゼロ。第1四半期としてこのままゼロに終われば、リーマンショック(2008年)後の過去15年間で初めてとなる。